
シックハウス症候群とは、住居に使われる建材の影響から、化学物質過敏症やアレルギー症状、アトピー症状などの体に悪い症状が起きてしまうことです。
時には、命に関わることもあるというほど深刻な問題となっています。
それらを避けるためにも無垢材や珪藻土などに代表される自然素材を主にした住居を建築する事例が増えています。
そのシックハウス症候群の怖さについて見てみましょう。特にそれは、新築や改築などをした時に発生しやすい化学物質から影響を受けることが多いようです。 症状としては、はじめに倦怠感を訴え、頭痛、のどの痛みなどから異変に気がつきます。
やがて、めまいや湿疹、呼吸器疾患などの症状が現われます。本来であれば、休まるはずの住まいが有害物質で覆われているということは、逃げ場がなくなることでもあり、 療養の場さえも奪われてしまうので大変深刻です。原因は使われる塗料や接着剤、有機溶剤、などがあげられています。
また、木材をシロアリなどの害虫から守るために使用される防腐剤にも有害物質が含まれていることが、わかっています。

シックハウス症候群に影響を与える揮発性有害物質の成分で、主なものには、「ホルムアルデヒド」 「アセトアルデヒド」「トルエン」 「キシレン」 「エチルベンゼン」「スチレン」などが報告されています。
これらの成分は密閉性の高い住居で特に悪影響を起こします。
近代住宅の良さとして冷暖房効率の向上の面から機密性に優れた住宅がありますが、シックハウス症候群の発生から言うと、条件が整ったものとなってしまいますので、注意も必要です。
合板などの新建材等に、一般的に使われてきた接着剤の成分が、シックハウス症状をおこす原因のひとつとして問題化されたことも1990年代ごろからで、比較的最近の話のようです。 それまでは、このような症状が報告されていても原因が究明されないまま、患者の症状が悪化し、苦しむというケースがほとんどのようでした。
一種の化学物質過敏症でもあり、根本的な原因物質の排除と充分な換気が非常に重要なカギを握っています。 原因がわかるにつれて、建築業界においてもそれらの有害物質を含まない建材を使用して、自然と共生する環境にやさしい自然素材を積極的に見直していこうという動きが最近では、よ く見られるようになりました。
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